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これまでのLive

| cholon 札幌 : これまでのLive |


羊毛とおはな Cafe Tour for Good Night 2011




2011年10月22日土曜日の夜、チョロン札幌本店に、アコースティックデュオ「羊毛とおはな」のお二人をお招きしました。あいにくの雨模様でしたが、たくさんのお客様にお集りいただき、とても素敵な、美しい夜になりました。

羊毛とおはなをチョロンにお招きするのは2年ぶり。今回もおはなちゃんことボーカルの千葉はなさん、羊毛君ことギターの市川和則さんのお二人、それから第3のメンバー、羊のぬいぐるみの山田三兄弟の「おやつちゃん」によるステージです(2年前は「やまださん」がいらっしゃいました)。おはなちゃんは「チョロンをイメージしました」という、凝ったデザインのアンティークのワンピース姿。よくお似合いでした!

今回は8月にリリースした洋楽カバーアルバム「LIVE IN LIVING for Good Night」を引っさげての全国カフェツアー。同アルバムからの曲はもちろん、10月25日発売のオリジナルフルアルバム「月見草」の収録曲も一足早く演奏してくださいました。

歌が届くように、ひと言ひと言を大切に、客席に話しかけるように歌うおはなちゃんと、確かな技術で丁寧に美しいギターを奏でる羊毛君。伸びやかで、まっすぐで、心を直接揺さぶるような、羊毛とおはなの音楽が会場をやわらかく包みます。

曲間のおしゃべりも多めのゆったりとしたステージで、客席にもリラックスした雰囲気が広がります。

途中、会場みんなで手拍子をする曲があったんですが、やってみるとこれがびっくりするほどバラバラ。お二人はとっても演奏しにくかったと思います。曲の後、おはなちゃんは苦笑い、羊毛君は「チョロンのお客さんはやさしいと思っていましたが、あなどっていました」とぽつり。笑いがさざなみのように起こりました。

北海道観光も満喫したいおはなちゃんと、旅先でも普段と変わらずマイペースの羊毛さんとのプライベートタイムの過ごし方のやり取りにも爆笑が。「小樽に行こう」というおはなちゃんの誘いを「北海道のマンガ喫茶の調査に行かないと」と断る羊毛さん。いいコンビです。それから北海道出身のバンドGLAYのボーカルTERUさんとの交流のお話も興味深かった。

ニューアルバムのタイトル曲「月見草」も披露してライブは終了。お二人がデュオを結成して間もないころに作ったというこの曲。しっとりとやさしい演奏に会場はぽかぽかとしたあたたかさに。お二人は「また来年も札幌に来ます!」と約束してくれました。それまで新しいアルバムをじっくりと聞いて、またいらしていただくのをお待ちしています! 本当に素晴らしいライブでした。羊毛とおはなのお二人、そしていらしていただいたみなさん、本当にありがとうございました!

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うつわの展覧会「TABERU」/高野寛さんライブ!



器の展覧会「TABERU」を2011年8月5日から12日まで、チョロン札幌本店2Fスペースで開きました。今回も鎌倉のギャラリー「うつわ祥見」「onari NEAR」主宰の祥見知生さんが選んだ、たくさんの器が札幌へやってきました。そして開催を記念して、音楽家高野寛さんのライブを8月4、5の両日、開きました。


出展作家は、石田誠さん、尾形アツシさん、小野哲平さん、小山乃文彦さん、田谷直子さん、村木雄児さん、村田森さん、吉田直嗣さん、横山拓也さん、村上躍さん、巳亦敬一さんの11人。全国各地でしっかりと作品を作り続けている、信頼できる作家のみなさんです。前年の展覧会にも出展いただいたみなさんですが、まったく新しい表現の作品もあり、楽しい。

めし碗、湯のみ、皿、鉢点、片口、グラス…。さまざまな表情の、使ってみたくなる器がたくさん並びました。壮観です。

今回の展覧会のタイトルは「TABERU」。食べることは生きること。もっと「食べる」をまんなかに、生きるを確かなものにーそんな思いが込められています。食べることは生きること、器はその道具。器を大切にすることは、日々を、命を大切にすること。「食べるって当たり前のことだけど、なるほどそれは生きることなんだ」と思っていただく、きっかけとなるような展覧会にと思いで開きました。


大事にしたい、毎日使いたい器を、みなさんに見付けにいらしていただきました。

高野寛さんの2日連続ソロライブには、北海道内はもとより、遠くは長崎や静岡、福島からもお客様にいらしていただきました。本当にありがとうございます。北海道でのソロライブはおよそ10年ぶりという高野さん。力強く、繊細で、美しい、素晴らしいライブになりました。


祥見さんのたっての希望で、高野さんをお呼びすることになりました(高野さんをお呼びすることになった詳しい経緯は、この記事の後半にある高野さんのインタビューをお読みください)。

初日は、チョロン1Fが会場です。ギターを抱えて登場した高野さん。曲順をあらかじめ決めず「空気を読んでいきたいと思います」とその場で曲を選んで演奏していきます。新譜「カメレオンポップ」の収録曲はもちろん、以前のアルバムの曲や、デビュー当時の曲も「次はこの曲にしようかな」と、どんどん自由に演奏してくれました。

「以前に作った曲の歌詞が、今年になって違う意味を持ち始めた」と高野さん。3月11日以降まったく違った気持ちで歌うようになった曲がたくさんあるといいます。歌詞も前とは少し変えた曲もあるそう。原発のことを歌った「アトムの夢」も違った重みを持って聴こえてくるようです。

前半は座って演奏していた高野さんも「楽しくなってきました!」と後半は立ち上がり、ジャケットを脱いでの熱演。10年ぶりのソロライブ、しかもごく間近の距離で演奏する高野さんにやや緊張気味だった客席も徐々に盛り上がり、高野さんと一緒に歌う場面では、お客様の大きな歌声が響きました。高野さんもこれに笑顔でこたえ、「まだまだやるよー」と言いながら、約2時間たっぷりと聴かせてくれました。

2日目は、器の展覧会場でもある2Fスペースでのライブです。展示していた器を片付けてライブ会場をつくりました。こぢんまりとした、とってもアットホームな雰囲気の中での演奏です。

この日は初めに、高野さんと祥見さん、チョロンスタッフのキクチマコトとの3人で、ちょっとだけ器のこと、「食べる」ことについてトークをしました。高野さんの「札幌は空気がおいしい」との言葉が印象的でした。東京ではやはり息をすることにもストレスがあると言います。祥見さんの言葉を受けて「食べることと音楽は似ていますね。どちらも生きるためにかかせないものです」とも。笑いも交えながら、いかに健やかに生きていくかーということについて考えました。

そしてライブがスタート。この日も曲順を決めずに、のんびりと演奏が進みます。初日とは曲目も雰囲気も違うライブ。気持ちのいい空気が会場に満ちていきます。アンコールでは急逝した音楽仲間のレイ・ハラカミさんに捧げる演奏も。胸が熱くなりました。カリンバ(親指ピアノ)の弾き語りも素晴らしかった。

高野さんは「これからはライブをどんどんやり続けるしかないと思っています」と。今ライブがとても充実していて自信もあるーという言葉の通り、タフで、自由で、しなやかで、素晴らしいライブでした。「今度は10年なんて言わず、すぐにまた北海道へ来たいと思います!」と宣言した高野さん。ぜひ、すぐにまた。お待ちしています。


ここからは、ライブを前に伺った高野さんのインタビューを掲載します。
…………………………………………………………………………………

TABERUライブ札幌公演にご出演いただく音楽家高野寛さんに、7月初めのとても暑い東京でお会いしました。そもそも高野さんをTABERUライブにお招きすることにしたのは、祥見知生さんが音楽家の細野晴臣さんから20年も前にうかがった、高野さんが言ったという「ひと言」がきっかけ。そのひと言をめぐって始まったお話は、食べることや生きること、新しいアルバムのこと、そして3.11のことへとどんどん広がっていきました。(聞き手:祥見知生さん、キクチマコト)

*生活のサイクルの中に音楽もある

祥見知生さん(以下、祥) 細野さんはこうおっしゃったんです。「高野君が言うんだよ。アスファルトの下に土がある、うごめいているって」。20年たっても印象に残っています。それで今回、食べる=生きるがテーマのライブにぜひ高野さんを招きたいと思った。覚えていますか?
高野寛さん(以下、高) 正直に言いますと、言ったかどうか、まったく覚えていないんですよね。ただ、いつもそういう意識はあります。父が林野庁関係の公務員だったので、子どものころは国有林のある町を転々として、大都会に住んだことはほとんどなかった。中でも小5から中1まで住んだ、当時静岡県で一番の過疎のまちだった春野町(現・浜松市天竜区)は強烈に印象に残っています。毎日山と空を眺めて過ごしていた。川があって、カブトムシなんていすぎて誰も見向きもしない。その3年間は、当時は嫌だったはずなのに、今は僕の中の一番の財産となっています。確かに地に、土に足をつけて生きていた。そういう体験が染み付いているので、東京の木の少なさ、土の少なさには居心地の悪さをずっと感じています。人工的で無理がある、その居心地の悪さに時々目眩のようなものに襲われます。細野さんから聞かれたという、僕の発言はそういうところから出たんだと思います。
 僕ね、「世捨て人願望」みたいなものがあるんです。山にこもって、絵を描いたり、音楽を作ったり、自然の中で誰とも会わずに作品だけに取り組む。自分では、そんなこともできるタイプだと思っています。でも敢えて東京で俗なものにもまみれながら、不自然さと戦いながら、やっていくのに意味があるように感じてここまで来ました。しかし、今年になって、こういう大きな形で矛盾が出てくると、さすがに東京を離れる時が来たかと思っていますね。東京以外の場所に一つ拠点をつくって、東京と行き来するやり方で仕事ができないかなと。

キクチマコト(以下、キ) 今回は「食べる」がテーマのライブですが、食に関して気をつけていることなどありますか。
 僕はもともとアレルギー体質で、4歳の息子も生後すぐにアトピーが出たりしたので、食事には気をつけていますね。添加物に注意したり、食事を少なめにしたりしたら体調も良くなった。そのことが精神に及ぼす影響は大きいです。以前は不規則に生きることこそが自然だと思っていた。ミュージシャンにはそういう人種が多いですけど、寝るのも起きる時間もデタラメ、一気に食べたり、創作に没頭して一日一食だったり。そんな時期もありましたが、規則正しい今の方がきちんと働けますね。
 生活の変化が音楽に影響していると。
 生活のサイクルの中に音楽もあるという感じ。仕事だけが特別という意識は以前に比べなくなりました。家事を手伝ったりしながらちょっと心が動いたら書き留めて、後できちんと育てていくという作り方を今はしています。前はわざと荒波を立てるような、特別なイベントのある生活をしていないと曲は生まれないと思っていたけれどそうではない。でも、これだけ世の中が大きく動くと、逆に自分がぶれないことの方が難しいですね。いかに平常心でいられるかを考えなくてはいけないようになってしまいました。

*震災後は以前の曲が違う意味、役割を帯びてしまった

 確かに3月11日以降、環境が大きく変わりました。
 息子のために以前から食品添加物を見るのは習慣になっていましたが、今は産地のチェックもせざるを得なくなってしまった。子どもを見ていると、体に入るものがダイレクトに自分をつくっていくという感覚がよく分かるので、やはり危険なものはとり込みたくない。東北の原発に近いエリアにいる方々とは比べるべくもないけれど、東京でも水や空気を含めてリスクがある。毎日緊張しています。先日ツアーで九州に行ったら開放感があって、東京での暮らしのストレスに初めて気が付きました。
 「放射能汚染」ってSFではよくある設定ですが、大抵は戦争とか宇宙からの侵略者とかが原因。地震や津波があったにせよ、戦うべき「敵」が自分の国の中にいるというのはやはり奇妙なことです。秋ぐらいにはガイガーカウンターで測定するのが東京の日常の光景になるかもしれない。

 高野さんの作品にもSF的な設定や、人類にとっての不可避の運命を歌った曲が多い。新アルバム「カメレオンポップ」でもUFOが突然現れる曲(「kurOFUne」)があったり、以前には原発の危険性を指摘する「アトムの夢」という曲もありました。
 さっき言ったように居心地の悪さをずっと感じていて、ここ数年は特に「本当に大丈夫か」という危機感で内面がざわざわし続けている。それが作品に反映しているんだと思う。自分ではその危機感は「経済」に由来するものと感じていたんですけれども。今の経済って、実体のないお金をどんどん生み出して、それでだれかが儲け、どこかで搾取が行われているというもので、仕組み自体がウソで意味が分からない。アルバムに漂う危機感はそういうところから生まれたんだけれど、震災後は、それぞれの曲が違う意味、違う役割を帯びてしまった。録音時と、ライブで歌っている今では、自分の気持ちもかなり違っています。
 それは新譜に限らずで、「アトムの夢」も作った当時とは全然違う気持ちで歌っている。そういう曲が何曲もあります。昭和が平成に変わる時に作った「BLUE PERIOD」、ドイツの東西の壁が崩壊した時に作った「ベステンダンク」、阪神大震災の時に作った「All over,Starting over」「相変わらずさ」、9・11後の「確かな光」…。どれも時代の節目に作ったもので、今までも大事な曲だったけど、震災後にはそれらの曲が新しい使命、新しい命でよみがえったような気がしています。今、歌わなくてはいけない曲になった。でも逆に言えば、この20年、世の中は何も変わらなかったってことかもしれないですね。今回の震災、原発事故後にもなお「経済を成長させなくてはならない」なんて、バブル時代と同じ言葉が出てくるんだから。

*ライブをやり続けるしかない
 
 そんな状況の中で音楽家には何ができると思いますか。
 音楽ビジネスも崩壊した今、ミュージシャンにとっては純粋な衝動が試されている時といえます。僕はやっぱりライブをやり続けるしかないと思う。CDに収められるのは音楽のエネルギーの何割かにすぎず、ライブを一緒に体験している時の音とは違う。だからスタジオで録音して、それをライブで再現するというやり方はもうやめてもいい。録音物はもうライブ録音だけでいいんじゃないかと最近は思っています。そのためには自分をもっと磨かなければならないですけれど。坂本龍一さんはすべての公演を配信しているし、細野さんも毎月1回のライブイベントをずっと続けている。僕が考えているようなことにとっくに気づいて実践してみせてくれているような気がします。やっぱりYMOは超えられない壁としてどこかにいますねえ。
 高野さんにはライブというよりも、ご自身ですべての楽器を演奏して、録音してという、いわゆる宅録のイメージもあります。
 最初はそうでしたね。もともと一人で絵を描いたり、文章を書いたりするのが好きで、同じように一人で録音する宅録という方法論にたどり着いた。でもライブが本当に生きている音楽で、録音物は仮の姿と考えると、仮の姿の方を一人で極めようとしても本当の本質にはたどり着けない。もともとバンドマンじゃなかったのでミュージシャンとの出会いがなく、一人でやり始めざるを得なかったんですが、今は周りに百戦錬磨の友達がたくさんいて、一緒に演奏した時にしか生まれてこない「特別なもの」をさんざん味わってしまった。それは家で一人でやっていても出てこないもの。一人で突き詰めるのも楽しいけれど、前ほどモチベーションが上がらないですね。結局自分がきちんと定まっていれば、そこに誰が入ってきても変わらずに、しかもより自由になれることが分かってきた。新しいアルバムも自分ひとりでやる部分と、友達との化学反応がいい案配で混ざりあって、いいところに着地できたと思っています。

tekanosanA.jpg 新しいアルバムのタイトルは「カメレオンポップ」。まさにポップで、音楽の喜びにあふれているように感じました。
 タイトルも直感的なものなんですけどね。僕が考えているような「ポップ」な音楽ってもう絶滅しかけていると感じていて。
 高野さんの考えるポップな音楽とは。
 うーん、シンプルに言うと、ヒットチャートの音楽を聴いておもしろかった時代の流行音楽、かな。プロの職人集団が愛情を注いで良い音楽を作り、その結果としてチャートがあった。みんなが同じ歌を耳にして、自然に覚えて口ずさんだ。レコードを持っていなくても歌える歌がたくさんあった。心に残った歌が並ぶ場所、それがチャートだった。ところがCDの時代になって音楽の目的がお金にすり替わっていってしまったような気がするんです。ミリオンセラーがたくさん出て「音楽はもうかる」という認識が定着しました。サビ以外は聞いたことのないヒット曲がたくさん生まれて、チャートの意味も変わりました。CDの売り上げと反比例して、テレビの音楽番組はどんどん減っていきましたね。CDはすぐ曲を飛ばせるからじっくり聞かなくなるし、ヘッドホンで音楽を聴くことが主流になって音楽が個人的なものになったという事情もあります。バブル経済が崩壊した後もCDバブルは20世紀いっぱい続いて。レコード会社ではCDを買う人を「ユーザー」と呼ぶんですが、僕はずっとそこに違和感があります。音楽を「use」するって何なんだ?「リスナー」と呼ぶべきじゃないか、と。受験の偏差値からドロップアウトして音楽に身を投じたはずなのに、結局音楽の世界も偏差値で計られてしまうのか、と。ヒットの後に「数の論理で」というその疑問をテーマにした曲を書いたりしています。万事そんな調子で、いつも周囲を呆れさせていました。(笑い)
 僕は使い捨てみたいな曲を作ることができないし、アレンジにも流行の要素を入れられない。その分、さっき言ったような、昔の曲が重要な曲としてよみがえるということがあるわけで、間違ってはいなかったと思えるんです。若い時は変わりたいと悪あがきしたこともあったけど、今は自分の中の変わらないものが見えて、芯が定まった感じですね。自然な立ち位置にいられるようになったと思います。
 
*ここで決断しないと変わらない

 より自然体で音楽ができるようになったということですね。しかし、3・11以降は、その立ち位置も見直さざるを得なくなったのでは。今はすべての人が自分の立ち位置を確かめているのかなと思います。
 これだけ世の中が大きく動くと、自分を見直さざるを得ない。意識しなくてもそうなるでしょう。どんな仕事もやり方を変えざるを得ない。そんな中で、今まで通り何も変えなくていいと思える人は、いったいどういう暮らしをしていた人なのか、ちょっと信じられませんね。
R1130193.jpg 私は、どんな時でも「食べる」ことさえ手放さなければ何とかなると信じてきたのに、土さえあればと言い続けてきたのに、それが汚されていくのが本当に悔しい。
 そうですね。土や海が汚れるというのは…。3月11日以降、ここまでならないと気づけなかったのか、止められなかったかと、ずっと自分の中で言い続けています。実は僕は三十ぐらいまで喘息が完治しなかった。学生時代にひどい発作になって吸入もできなくなったことがあって。それを機に、薬では治らないと体質を変えるようにして、長い時間をかけてようやく抜け出せた。原子力依存、お金依存っていうのは、薬に依存して何とか発作を止めていたそのころの自分と重なります。薬をやめるのは本当にきつかったし、時間もかかった。でも治ったんです。変えるのには時間がかかるけれど、今これほどのひどい発作が起きているんだから、ここで決断しないと変わらない。
 電気も食べ物もすべてを自給するのは無理だけど、自分たちでちょっとずつ作り始めてみたらいい。ちょっとした庭があれば野菜を作ったり、小さな発電機や蓄電池を置いたり。そういうことが一般的になれば何かが変わっていくような気がします。キュウリがたくさん採れたから持っていってとか、うちのナスと交換しようとか、昔の近所付き合いみたいなことも自然に始まると思います。

*札幌ライブ。腕に磨きをかけていきます

 札幌でのTABERUライブが近づいてきました。ソロライブは久しぶりですね。
 バンドなどではライジングサンロックフェスティバルも含めて行っていますが、ソロでは前回から10年以上も開いてしまいました。そんなに前だったのかと驚いています。前回は会場が暑くて、みんな汗だくになって聴いてくれたのが印象に残っています。今回は前回よりも腕に磨きをかけて行きますので、ぜひ楽しみにしていてください。北海道のおいしい食べ物も楽しみです。

<おまけ>
 僕ね、陶芸やりたんですよね、昔から。今ちょっと時間がないんですが、いずれやりたい。さっき世捨て人願望みたいなことを言ったけれど、山にこもって、じっくりと取り組むようなことがやってみたいですね。でも、なかなかきっかけというか、出会いがなくて。
 それはもう私がいくらでもご紹介します。札幌の展示会には「これは」という器ばかりを持っていきますから出会ってください。陶芸家って、声を上げないけれども、何かが変わるかもしれないと思って、器を作っています。音楽家と同じですよね。どちらも心に響くものを作っているんです。
(7月4日、東京・港区で)


<高野寛さんプロフィール>
大阪芸術大学在学中に高橋幸宏とムーンライダーズが審査員を務めるオーディションに参加、絶賛を浴び、その後The Beatniksの全国ツアーにギタリストとして参加(21歳)。1988年、高橋幸宏プロデュースによるシングル「See You Again」でデビュー。現在までに16枚のシングルと、ベスト / ライブ盤を含む14枚のアルバムをリリース。代表曲は、「虹の都へ」(オリコン2位を記録)、「ベステンダンク」(共にトッド・ラングレンのプロデュース)、「夢の中で会えるでしょう」(坂本龍一プロデュース)など。田島貴男との共作シングル「Winter’s tale」(1992)を初めとして、コラボレーション作品も多数。司会を務めた「土曜ソリトン side-B」(NHK教育 1995~96)は、コアなサブカル的テーマを取り上げる番組として話題になった。2008年10月にソロデビュー20周年を迎え、MILESTONE CROWDS移籍第一弾シングル「LOV」をリリース。デビュー以来一貫した、音楽への真摯な姿勢と非凡なポップセンスは、多くの音楽ファンに支持されている。
ソロと並行してギタリスト / プロデューサーとしても多くのプロジェクトに参加。2001年以降はナタリー・ワイズ、GANGA ZUMBA(ガンガ・ズンバ)、pupa(ピューパ)等、バンドでの活動も精力的に行う。さらに2006年には「HAAS」名義のソロ・ユニット活動も開始。シンガーソングライターの枠を超えたインスト曲の作品を発表。ソロデビュー20周年を迎えUNIVERSAL MUSICに移籍し、アルバム「Raibow Magic」、2011年4月20日には待望のニューアルバム「Kameleon pop(カメレオン・ポップ)」をリリース。

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青柳拓次ライブ「合いの手旅行」



2011年5月1、2の両日、アーティスト青柳拓次さんを札幌にお迎えしました。1日はチョロン札幌本店で、2日はご近所のカフェ「ムジカホールカフェ」を会場に、青柳さんの音楽をたっぷりと、ゆったりと堪能しました。連休中にもかかわらず、大勢のみなさんにお集りいただき、本当にありがとうございました!

バンド「Little creatures(リトルクリーチャーズ)」や「KAMA AINA(カマ・アイナ)」などの名義のソロで、長年活躍されている青柳さんですが、札幌でのソロライブは「多分初めて」だそう。今回は初エッセイ集「手をたたきながら」の発売記念のイベントということで、札幌までいらしていただきました。

ギターバンジョーを抱えた青柳さんが歌い始めると、その心をなでるような、心地よい歌声が、じんわりと体中にしみわたります。アンプにつないたギターバンジョーの音色も、曲によってギターのように聞こえたり、沖縄の三線のように響いたり。ライブは両日とも雨模様で、冬のような寒さ。現在沖縄にお住まいの青柳さんには辛いお天気でしたが、会場の空気は、青柳さんの音楽でしっとりと温かく、気持ちよく塗り替えられました。
(ここまでの写真は初日のチョロンの様子、次の写真からはムジカホールカフェでのライブの様子です)

ライブ時には両会場ともに、青柳さんが撮影した写真作品を飾り、みなさんにご覧いただきました。写真はエッセイ集「手をたたきながら」に掲載されたもの。モノクロ写真の静かできりりとした手触りが、音楽の世界を一層深く、味わい深いものにしてくれました。

ギターバンジョーを置いて、木魚とカホンでの「たたき語り」や、会場のお客さんの合いの手やコーラスに合わせた歌も披露。また、自作のエッセイや、ライブに合わせてセレクトした詩の朗読なども素敵でした。美しい声を聴きながら、青柳さんと一緒に世界のどこかを旅したような気持ちになった夜でした。青柳さん、ありがとうございました!

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音とかたち 吉田次朗+HARCO




2010年9月10日から13日まで、陶芸家の吉田次朗さんミュージシャンのHARCOさんのコラボレーション展覧会「音とかたち」を札幌本店2Fスペースで開きました。吉田さんの器やオブジェ約600点がずらり。見応えのある展示になりました。

二人の同世代アーチストによる「音とかたち」は全国5カ所で開催。北海道の会場にはチョロンを選んでいただきました。HARCOさんが展覧会のために作った、ピアノのインストゥルメンタル曲が流れます。音楽と吉田さんの作品とが寄り添って、美しい世界を紡いでいました。初日の夜には、HARCOさんのライブを行いました。展覧会のための曲のほか、新作アルバム「Lamp&Stool」の曲など素敵な演奏をたっぷり聴かせていただきました。

会場には実用的な食器、繊細な器、動物を模したオブジェ、針金と陶で構成したモビール…などなど、さまざまな大きさ、かたちの作品がぎっしりと並びます。吉田さんの表現の幅広さに驚かされました。


会場に流れるHARCOさんのピアノ曲。とても心地よかった。吉田さんの作品の中には、過去のHARCOさんの曲からインスピレーションを受けて作ったものもあるそうです。


搬入中の吉田さん。楽しそうでした。

HARCOさんのスペシャルライブは1階の店内で行いました。

展覧会のタイトルと同名の曲「音とかたち」や、吉田さんのモビール作品からインスピレーションを得て作ったという「飛行機とモビール」、これも吉田さんの器を思って作った「片口の酒」(HARCOさん曰く、高倉健もイメージしたそう。本当でしょうか)など、展覧会のための特別な曲が次々に演奏されました。「コーヒー豆と青年」という曲に出てくる「青年」は吉田さんの姿を彷彿とさせます。

途中には、吉田さんが自ら撮影して制作した映像作品も会場に流され、HARCOさんが生でピアノ演奏を付けるという試みも。陶や針金などを使ったオブジェを主役にしたゆるやかな映像と、HARCOさんの思いを込めたピアノが美しく響き合いました。

また、8月末にリリースされたニューアルバムからは「Two Tone」や、ロックバンド「ゴーイング・アンダーグラウンド」のカバー曲「ハミングライフ」などを披露。アルバムではバンドサウンドを聴かせますが、ピアノ1台での弾き語りも素敵でした。選曲もスペシャルなぜいたくな夜になりました。ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました。

HARCOさんと吉田さんの2ショットを。息もぴったりでした。また、そろって札幌へいらしてくださいね。

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コトリンゴ「うつわハートフル展」スペシャルライブ




2010年8月5日、シンガーソングライターコトリンゴさんのライブを札幌本店で開きました。

このライブは8月5日から15日まで本店で開催した器の展覧会「うつわハートフル展」の特別企画として行いました。うつわハートフル展を企画した鎌倉のギャラリー「うつわ祥見」のオーナーで、音楽にも造詣が深く全国各地でさまざまなアーチストのライブも開いている祥見知生さんがコトリンゴさんを招いてくれて実現しました。

コトリンゴさんがチョロンで歌ってくれるのはおよそ2年ぶり。本当に素晴らしかったです。たくさんのみなさんにコトリンゴさんのふわふわの歌声と、縦横無尽なピアノを存分に楽しんでいただきました。

アルバムにはロックバンドアレンジで収録されている曲もピアノ1台でダイナミックに聴かせます。そしてしっとりとしたナンバーはよりしっとりと。はかなげだけれどしっかりと芯のある歌声とピアノの音がぴったりと溶け合い、美しい音楽が会場を包み込みました。

9月発売のカバー曲を集めた新アルバムの中から、スピッツの「渚」を先行して披露してもくれました。「できるかな…」とつぶやきながら始まった演奏でしたが、すっかりコトリンゴさんの世界に生まれ変わった「渚」に会場はわきました。現在チャレンジ中というギターにまつわるMCも楽しかった。

この日コトリンゴさんはチョロンでお買い上げいただいたノースリーブワンピースで登場。レースとチェーンのネックレスも付けていただきました。コトリンゴさんのやさしい雰囲気にとてもよく似合っていて、うれしくなりました。本当に素晴らしかった。札幌へまたぜひいらしていただきたいと思います。

また、オープニングアクトとして札幌のウクレレデュオあいとまことが演奏。実は「うつわハートフル展」のテーマ曲をあいとまことが作曲、演奏しており、その縁での登場となりました。

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きこえるシンポジウム 札幌と代官山で開きました



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ミュージシャンのHARCO(ハルコ)さんQuinka,with a Yawn(キンカ、ウィズアヨオン)さんが、キャンドルナイトが各地で行われる冬至と夏至の時期に合わせて年2回ペースで続けている、ライブとエコのイベント「きこえるシンポジウム2009」を、2009年12月19日に札幌本店で、同24日(クリスマスイブ!)に代官山の店内で開きました。

kiko442.jpg同シンポジウムは今回で5シーズン目。この冬の「きこえるシンポジウム」は札幌と東京のチョロンで。北海道では初めての開催となりました。ライブの後半には会場の電灯をすべて消し、楽器やマイクの電源も落として、すべて生音での演奏も。キャンドルのゆらめく光の中、二人のやさしい歌声が響き合い、美しいハーモニーがきこえる素敵な夜になりました。

札幌本店でのシンポジウム当日は雪。そんな中で大勢のお客様にいらしていただきました。ありがとうございました。HARCOさん、Quinkaさんは、二人のユニットHARQUAの曲のほか、お互いがソロで発表している曲も二人で披露。じんわりと、胸にしみこんでくるような、美しい演奏でした。

この日、Quinkaさんはチョロンの黒いワンピースに、これもチョロンのレースのネックレス姿。黒い帽子もかぶっていたので、HARCOさんからは「神父さま」と呼ばれ、チョロンの棚に飾ってあった十字架のオブジェを無理矢理持たされたりもしていました。

20091220_1067028.jpgシンポジウム恒例のゲストトークコーナーには、市民風車によるグリーン電力使用の普及、省エネルギーなどの活動をしているNPO法人北海道グリーンファンドの小林ユミさんが登場。この朝、3人は石狩市の市民風車「かぜるちゃん」を見学に。トークではその見学の様子や、グリーン電力の仕組みとその意義、この前日に閉幕したCOP15についてなどをテーマに楽しく、分かりやすく、お話しいただきました。身近なことからできるいろいろなことに気付かされました。市民風車応援してます! 小林さん、ありがとうございました。

20091220_1067031.jpgこの日は日中、本店2Fスペースで「きこえるフェスティバル」と題して、チョロンのイベントではいつもお世話になっているフード隊(チムチム、miel、Re-works、Cucciolo)のみなさんにも出店していただき、それぞれカレー、焼き菓子、ドリンク、パンを販売してもらいました。こちらにもたくさんのお客様にいらしていただきました。本当にありがとうございました!

ライブが終わって外に出ると雪模様。ぴりっとした寒さの中でライブのことを思い出して、とてもすがすがしい気分になりました。そして、できることから何かエコにも取り組んでみようという気持ちにもなりました。


20091225_1082952.jpg札幌に続いて開催した代官山でのシンポジウムには、立ち見が出るほどたくさんの方においでいただきました。思ったより長時間のイベントになり、立ってごらんになっていただいた方にはたいへんだったと思います。本当にありがとうございました。

この日は初台にあるお菓子屋さんSunday Bake Shopの特製ドリンクを1杯サービス。お客様にはマイカップ持参を事前にちょっとだけ呼びかけていたんですが、なんとおよそ半数の方が持って来てくださいました。

20091225_1082948.jpgライブの1曲目はHARQUA名義でリリースしているアルバムからの「森がよみがえる日」。ピアノを弾きながら歌うHARCOさんの甘い歌声、美しいコーラスを付けるQuinkaさんの独特の柔らかい声。2人のハーモニーで、チョロン代官山の店内の空気が、やんわりと穏やかで落ち着く感じに変わります。HARCOさんの「世界でいちばん頑張ってる君に」、Quinkaさんの「ハルニレ」(超名曲!)など、素敵な演奏が続きました。

20091225_1082950.jpgトークタイムのゲストは作家の廣瀬裕子さんとエディターの山村光春さん。毎日の暮らしでエコを実践し、また原発などのエネルギー問題に対してもさまざまに行動、発信している廣瀬さん。山村さんも長年の取材、執筆活動などを通してエコについての関心を高められています。

トークは山村さんの楽しい司会で進行。廣瀬さんの著作にもある身の回りの小さなエコから、青森・六ヶ所村のウラン再処理工場の話題まで、幅広いテーマでお話いただきました。HARCOさん、Quinkaさんも「みんなが、ほんのちょっと意識して何かを始めたり、環境問題に関心を持てば、確実に変わっていきます」などと話されていました。

この後は2人もブロガーとして参加しているウェブマガジン「おひさまスタイル」についての紹介も。この日はおひさまスタイルのみなさんにもおすすめグッズを販売するブースを出していただきました。
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休憩を挟んで、ライブ後半。2人の歌声が響き合う「Green Curtain House」が終わると、会場の照明が消されました。キャンドルの灯りが2人を照らします。クリスマスに合わせて特別に演奏された、しっとりした「クリスマスソング」が胸にしみ込むよう。そしてついには音響設備の電源も落として、生ギターと歌声だけの「ナイトハイク」を。ラストの「hide&seek」では、暗い会場に流れるHARCOさんのピアニカ、Quinkaさんのグロッケン、2人の歌がお客様をあたたかく包み込みました。アンコールも生音の「Thank you」。本当に美しい演奏でした。

札幌、代官山で開いた今冬の「きこえるシンポジウム」。さまざまなみなさんの協力で、とてもいいイベントになりました。寒い中ご参加いただいたみなさん、改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。そしてHARCOさん、Quinkaさん、出店などしていただいた関係者のみなさんにもお礼を。機会があったら、また「きこえるシンポジウム」を、そしてお二人のライブなどもチョロンで行いたいと思います。

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羊毛とおはな LIVE IN LIVING 09 CAFE TOUR



RIMG2253.JPG.jpeg2009年10月9、10の両日、大好きなアコースティックデュオ「羊毛とおはな」を札幌へお招きしました。羊毛とおはなの北海道ライブは今回が初めて。ボーカルのおはなさんこと千葉はなさんは北海道へいらしたことがあるそうですが、ギターの羊毛さんこと市川和則さんは北海道へ来ること自体が初めて、とのこと。たくさんのお客様にお越しいただき、あたたかく、感動的なライブとなりました。

今回は東京・下北沢にあるmona recordsとの共同企画。全国30カ所以上を回った、羊毛とおはなのカフェツアーの最後に北海道にやって来てくれました(東京でのラストを除く)。ずっと楽しみにしていた、札幌での羊毛とおはなのライブに期待が高まります。

P1120225.JPG.jpeg初日はチョロン本店のご近所のムジカホールカフェで。ライブでは、デビューアルバムの曲から、最新の「LIVE IN LIVING 09」に収録された曲まで、オリジナル、カバーを取り交ぜて演奏していただきました。

大好きな「おまもりのうた」やCMソングにもなっている「晴れのち晴れ」などのオリジナル曲に胸を締めつけられ、「Englishman in New York」や、これもCMに使われている「All you need is love」などのカバーも楽しい。市川さんの繊細で美しいギターに、はなさんの柔らかくて力強い歌声が重なり、羊毛とおはなの音楽がホールに、そして心に響きました。

曲間のMCでは、はなさんが「寒すぎます」と札幌の印象を話し、市川さんの薄着っぷりを厳しくつっこむ場面も。また3人目のメンバーとして、今回のツアーを一緒に回っている、羊の「やまだ君」(ぬいぐるみ)も紹介されました(ライブ終了後はやまだ君の写真を撮影する人が続出)。最後の「デイドリームビリーヴァー」では手拍子も起こり、ほのぼのとした雰囲気で初日は終了しました。

RIMG2268.JPG.jpeg2日目はチョロン本店で演奏していただきました。はなさんは鮮やかなオレンジの衣装で、市川さんはこの日は帽子を脱いで登場です。やまだ君は雑貨の棚の上からお二人を見守ります。

ライブは「君住む街角」からスタート。おはなさんの歌声が、チョロンの高い天井に気持ちよく響きます。「ララルラ ラルララ」「僕は空にうたう」などのオリジナル曲を挟んで、羊毛さんの力強いギターが美しい「ビッグ.イエロー・タクシー」などのカバーも。素晴らしい演奏に胸を打たれました。

RIMG2261.JPG.jpeg曲間のおしゃべりも快調。この日のライブでは開演10分前に、ご予約いただいたお客様が全員そろい、遅れてこられる方が一人もいなかったということに、羊毛さんもおはなさんもびっくり。羊毛さんは「北海道の県民性です」と断言されていました。

あっという間に最後の曲。そして、1回目のアンコールで名曲「手のひら」を演奏した後には、予想外のダブルアンコールが。「今回のツアーでは2度目のダブルアンコールです!」とおはなさん。予定していなかった「デイドリームビリーヴァー」の演奏に、会場は大盛り上がりでした。羊毛とおはなのお二人、素晴らしい演奏を本当にどうもありがとうございました。終演後はサイン会&撮影会も行われました。お二人のお人柄もあって、アトホームな雰囲気でライブを終えることができました。

P1120203.JPG.jpeg2日間のオープニングアクトを務めていただいた「ハーモニックハンモック(ハモハモ)」のみなさんもありがとうございました。本当に素晴らしかったです。ほとんどのお客様がハモハモ初体験だったのですが、何人もから「ファンになりました」との感想をいただきました。現在レコーディング中で、年内には初のミニアルバムをリリース予定とのこと。チョロンでも応援していきたいと思います!

P1120234.JPG.jpegおまけ写真は終演後の「羊毛とおはな」「ハーモニックハンモック」。おはなさんのダブルピース、羊毛さんの微妙なピースが何ともいえません。ハモハモのボーカル・タリエさん、バイオリンのウーさんにはちょうど写真展を開催中だった写真本「葉っぱカタログ」を持っていただいています。そしてハモハモリーダー清野さんの存在感。素敵です。みなさん、また札幌にいらしてくださいね。お待ちしております!

*薄着の羊毛さん。北海道を離れる際には、着ていたシャツを新千歳空港に忘れて、なくしてしまったそうです…。

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小さな音楽会 vol.11 キッコリーズ楽団演奏会



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2009年2月21日、今年初めての「小さな音楽会」には、地元・札幌で活躍中の「キッコリーズ」をお招きしました。音楽のこぎりを使ったユニークなサウンドで、切なくて、心があたたかくなる音楽を聴かせてくれるキッコリーズ。普段はのこぎりと歌のカポウさん、ギター・バンジョーの池田靖司さん、バイオリンの鈴木裕さんの3人組ですが、今回は特別編成の「キッコリーズ楽団」での登場です。それぞれに活躍している出田寿一さん(パーカッション)、釜鈴徹さん(ベース)、福由樹子さん(キーボード)、古舘賢治さん(ギター、ボーカル)が加わり7人の大編成。楽器の持ち替えも多く、その置き場も確保するために狭い店内の約半分をステージにして、演奏が始まりました。

P1090713.JPGカポウさんの伸びやかなのこぎりの音が会場に響き渡ります。心をふるわせるような美しい演奏に、最初の数曲で早くもぐっときて涙ぐんでいるお客様もいます。のこぎり演奏を聴くのはこの日が初めてというお客様も。みなさんとても熱心に聴いていらっしゃいました。

7人による重厚で確かな演奏。カポウさん、古舘さんの歌声も素晴らしく、さわやかな迫力に満ちています。楽しくて、おもしろくて、うきうきして、切なくて。キッコリーズの世界にどんどん引き込まれます。

P1090719.JPGカポウさんと古舘さんは「拳法」(ケンジとカポウでケンポウです)という別ユニットも組んでいるんですが、このユニットは素敵な演奏のほか古舘さんの「微妙MC」でも評判です。この日のキッコリーズ楽団でも、古舘さんのMCは絶好調の微妙さ具合。楽団のメンバーは互いに顔を見合わせ、会場からはあたたかな失笑が漏れていました(写真は微妙MC中の古舘さん=後方=と、素敵な反応を見せるカポウさん)。

cholonk.jpg休憩を挟んでの後半は、チョロンの店主・菊地智子がチェロで、スタッフのキクチマコトがリコーダーやトロンボーンで仲間に入れてもらい数曲演奏しました。このために新曲を作っていただいたり、まったく新しいアレンジの譜面を書いてきていただいたり。一緒に演奏させていただき感激です(演奏の質はさておき)。それにしてもリコーダー3本でファンクを演奏するなんてキッコリーズ楽団以外ではありえません。池田さんのソウルフルなリコーダーソロ(&ダンス)は圧巻(?)でした。

kicco.jpgアンコールの「candles」では、入場の際にお客様全員に配っておいた鈴を手に付けていただき、演奏に加わっていただきました。ハンドベルやトイピアノ、グロッケン、ピアニカなどのハーモニーに、きらきらとした鈴の音が重なり、会場はほんわりとあたたかい空気に包まれました。外は吹雪でも、会場の中はぽかぽかでした。きっとみなさんの心の中もぽかぽかだったに違いありません。ラストは「Blue sky blues」で大盛り上がり。手拍子をするお客様全員がにこにこの笑顔になっていて、こちらもとてもうれしくなりました。楽しくて、胸がじーんとする、素晴らしい小さな音楽会になりました。


RIMG1201.JPG終了後にメンバー全員で記念撮影。カポウさんには「また、ぜひ楽団で演奏したいと思います」と言っていただきました。こちらこそ、ぜひまたよろしくお願いします。そして打ち上げではチムチムに出前をお願いした特製カレーをみんなで食べて、盛り上がりました。おいしかった。ライブにいらしていただいたみなさん、そしてキッコリーズ楽団のみなさん、本当にありがとうございました!

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